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Posted by 小雪空蝉 on  | 

漫画・アニメ『進撃の巨人』

只今、話題騰中。

その凄惨な世界観と迫真の展開、個性溢れるキャラクターたちに、深まる謎……。
まさしく『最高峰のエンターテイメント』である、この作品。
『進撃の巨人』

それについてのご紹介をさせて頂きます。


進撃の巨人1(Blu-ray)




何だかこのお話を紹介するには時期的に手遅れ……な感がありますが、それだけにこのお話の話題に少々乗り遅れてしまったなぁ。
と思う人にお勧め出来る記事を目指します。



@評価@

シナリオ(情報は精選されているかどうか):
キャラ(キャラクターは個性溢れるか。魅力的か):
ヒキ(次のシーン・ページをを見たくなるか):10
世界観(話の独創性、その世界は独創性があるか):
リアリティ(設定、キャラの行動に綻びがなく、正しいか):

総合得点91点

(評価はあくまで目安であり、私個人のものです。その価値を厳に定めるものではありません。ご了承下さい)


このアニメ(漫画)を見て面白いと思える人は――
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン、並びに新エヴァンゲリオン』ADVゲーム『マブラヴ・オルタネイティブ』漫画『ガンツ』漫画『極黒のブリュンヒルデ』映画/アニメ『魔法少女まどか・マギカ』漫画『テラフォーマーズ』を面白いと思った人でしょう。



ではこのアニメの紹介に移らせていただきます。

まずは軽いあらすじから。

世界は『巨人』と呼ばれる怪物たちに支配されていた。
『巨人』たちは獰猛で、人間だけを好んで殺し、喰らう。その圧倒的な体高と膂力に人類は叶うべくもなかった。
人類は巨大な『壁』の内側に引きこもり、その中で『巨人』の脅威に恐れながら、生涯を終えることを強いられていた。

そんな世界で、主人公『エレン・イェーガー』は壁の外の豊かで広大な世界を望んでいた。
しかしながら、壁の外へと出ることは、すなわち巨人の猛威に晒されるということであり、死を意味する。
出たくとも出られない壁の外の世界を望みながら、鬱屈しつつ、退屈な日々を友人『アルミン』『ミカサ』と共に過ごしていた。
だが、唐突にその日常は終わる。
より巨大な巨人が突如として現われ、絶対不変と思われた壁を壊したのだ。
崩壊した壁の穴からは続々と巨人たちが乗り込んでくる。
エレンたちの、絶望が始まった。



と、まぁこんなところでしょうか。

このお話の肝は主人公たち人類側が『巨人』に対して圧倒的に不利であり、常に蹂躙される、というところにあるでしょう。

掛け値無しの絶望的展開です。
あっさりと家族や仲間が殺されていくのです。しかも『喰われて』死ぬのです。
巨人の口の隙間から、ぽろりと愛する人の『足』が見えたり、血が零れていたり。
それを主人公たちは見ることになります。
見ながらしかも、巨人には殆ど勝てないので『撤退・逃走』することになるのです。

愛する人を殺されながらも、ただただ逃げることしか出来ない主人公たちは、自分の無力さに絶望しつつ、敵を呪います。

ここまで読んで頂いて分かる通り、このお話はジャンプ系の少年誌的なエンタメとかけ離れています。
主人公たちは負けるのです。勝てないのです。
仲間はピンチになればあっという間に死にます。恐ろしいほど簡単に死にます。


ですから先が読めません。
今まで私たちが見てきたお話とかけ離れているため、どうなるか分からないのです。
勝つのか、負けるのか。死ぬのか、死なないのか。果たして、彼らは生き残れるのか。

そして戦場という場所の絶望感の迫真に震えます。
死の恐怖に怯えるキャラクターたちと、仲間が死に行く姿を見送るキャラクターたち。
それらの心理が克明に描かれているのです。

そういう『真に迫った展開と演出』が、視聴者を画面に釘付けにして、とにかく先が気になります。

次に魅力的なのはキャラクターたちです。
ぽんぽんと死んでしまうお話の中で、しかしその僅かな期間の登場であっても、視聴者に対して印象に残るキャラばかりです。

最初にご紹介するのは主人公『エレン・イェーガー』
エレン

彼は幼少に起きたとある出来事から、巨人を深く憎んでおり、彼の発する
「駆逐してやる!!」という台詞は結構有名ですね。
彼の特徴は、いつ、どんな場面であろうともその芯がぶれないことです。
巨人を殺すこと、巨人を駆逐し、外の世界へ向かうこと。その為にどんな瞬間も行動します。
巨人の強さに悲惨な展開となるこのお話です。そこにおいて、狂気じみた執念を持ち、何が何でも巨人に復讐しようと戦う主人公は、読者の怒りや悲しみを代弁してくれる頼もしい存在になります。
それに加えて年齢相応のやや青臭い部分も残されており、自分の能力の無さに葛藤したり、迷ったりする。そこも好感が持てます。

よって、エレンは主人公としてこれ以上ない適役であり、彼の言動に対し、読者の皆様は殆どストレスを感じないでしょう。

『ミカサ・アッカーマン』
ミカサ

彼女は主人公と幼なじみであり、またエレンとその家族と同居しています。
彼女もまたエレンの傍にあるだけあって、全くぶれません。全然ぶれません。
冒頭から一筋に『エレンを助ける』、その一事に全てを懸けています。所謂ヤンデレ的な側面があります。
そして彼女は滅茶苦茶強いです。巨人と戦う能力は1,2を争うほどのもので、女の子、だけど最強。しかも泥臭く血まみれになりながら戦う。(しかもすごい筋肉)
というまたまた普通のアニメや漫画では見られない個性強いキャラになっています。
でもエレンを一途に思うところは、またカワイイんですよね。そこがすごい。

『アルミン・アルレルト』
アルミン
他の二人が怒りに燃えるタイプなら、彼、アルミンは理知的で冷静な学舎肌という感じです。
どんな状況でも沈着な思考で、彼は『正解』を見つけていきます。
その推理能力や作戦勘案能力は図抜けており、力や体力こそ他の面々に劣るものの、主人公たちは頻繁にアルミンに助言を求めます。
普段は優しく大人しいアルミンが、戦場の場にあって、目覚ましい能力を発揮する場面ではカタルシスを禁じ得ません。


更にこのお話の魅力として挙げられるのは『その冒頭から幾つもの謎に包まれていること』です。
『何故、巨人は存在しているのか?』『何故、巨人は人間を襲うのか?』『何故、壁などというものが存在するのか。誰が造ったのか?』……などなど。
謎が謎を呼ぶ展開。
非常に先が気になる構成になっています。
何せそれらの情報というのは登場人物も知りたいわけですからね。感情移入してしまう視聴者も気になってしまうことです。
そして、それらは主人公たちの行く末と共に素晴らしい「ヒキ」になり、お話から目が離せなくなるのです。

最後にアニメ『進撃の巨人』の人気の大きな要因となっている『作画』についてです。
とにかく動く動く。
キャラも巨人も動き回ります。

キャラクターたちは巨人に対抗するために『立体軌道装置』というものを用いるんですが(ワイヤーフックで自由自在に空間を移動出来るようになる、というアイテム)それの動きの作画が凄まじい。
まるで映画作品のようなクオリティに開いた口が塞がりません。
これはもうアニメを見て頂いて、確かめて貰うほかに説明のしようがありません。
ストーリーなどに興味が沸かなかったとしても、それを見るためだけに視聴しても充分に価値があると思います。

総じてアニメ/漫画『進撃の巨人』、これはエンターテイメントとして完成した、凄い作品だと思われます。
是非見て下さい。早々、損はしないと思います。







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